ここからは、リノベーションの特徴をはじめ「中古住宅とマンションのリノベーションについて」富士市でのリノベーション業者選びのポイント」などについて詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
今の住まいをよりよくしたいと感じるのはどの部分ですか? WEBアンケートで調査!
リノベーションについて詳しく解説する前に、実際に今現在の住まいをよりよくするなら、どの部分を改善したいと考える方が多いのでしょうか?今回は「今の住まいをよりよくしたいと感じるのはどの部分か」についてアンケート調査を行いました。それでは結果の詳細をみていきましょう。
第1位は「快適性」でした。住まいは心と体を休ませる場所ですから、今よりも快適で心地の良い空間にしたいと考える方も多いでしょう。
例えば浴室やトイレなど使用頻度が高く、劣化しやすい水回りをリノベーションして新しい設備にすることで、毎日快適に気持ちよく過ごすことができます。さらに、高性能の設備を導入することで暮らしが便利になるのもメリットです。
第2位は「省エネ」でした。リノベーションで断熱・気密性能を上げることで省エネな家に作りかえることもできます。
高断熱・高気密な家は、夏は涼しく冬は暖かく、快適な温度を保ちやすいのです。冷暖房の使用量を減らすことができるので、結果的に環境にもお財布にも優しい住まいとなります。
第3位は「ライフスタイルにあわせた間取り」でした。家族が増えるタイミングで部屋数を増やしたい、老後を見据えてトイレや風呂場をバリアフリー化したいなど、ライフスタイルの変化にあわせて間取りを変更したい方も多いでしょう。
リノベーションなら増築や減築も柔軟に行うことができます。ライフスタイルに合った住み良い家に作りかえましょう。
アンケートの結果は以上となりますが、快適性や安全性を求めたり、家族の年齢やライフスタイルの変化にあわせた理想の住まいにしたいなら、リノベーションがおすすめです。次の見出しでは「リノベーションとは?リフォームとのちがい」について、詳しく解説させていただきます。
リノベーションのメリット・デメリット!
リノベーションは近年注目されている工事であり、たくさんのメリットがあります。しかしその反面で人によってはデメリットに感じてしまう部分もあるので、どちらも知ったうえで計画していくことが大切です。
リノベーションのメリット
まずはリノベーションのメリットを見ていきましょう。
新築よりも低コスト
リノベーションの大きなメリットとして、新築住宅を建てたり購入したりするよりも、コストを抑えられるということが挙げられます。リノベーションは完成した建物や住宅に対して行われる工事であり、もともとの基礎や柱を使うため、新築よりも工数が少なく費用が抑えられるのです。
またすでに住宅が完成している場所なので、基本的には地盤改良工事などにかかる費用も節約できます。もちろん工事が大掛かりなものになればなるほど費用はかかりますが、新築に比べると材料費や人件費、工事費も安くなるので、限られた予算のなかで、住宅の性能や価値を高めたい方にとって最適な方法であるといえるでしょう。
自由に設計できる
リノベーションは、間取りやデザインなどの自由度が高いというメリットもあります。新築は間取りを自由に決めることができますが、その分かなり高額になってしまうことがあり、費用を抑えるために間取りを妥協したという方も少なくありません。
一方でリノベーションでは土台が完成しているため、新築に比べて間取りにかけられる費用が多くなり、妥協せず自由にデザインすることができます。もちろんキッチンを対面式にしたり部屋を増やしたり減らしたりということも自由なので、自分たちのこだわりを詰め込んだマイホームを完成することができるでしょう。
省エネ住宅も可能
リノベーションでは、家の性能を高めるための改修を行うこともできます。断熱性能を高めるために屋根や床下、壁に断熱材を入れたり、遮熱性を高めるために密閉性の高い窓やドアに交換したりでき、1年中快適な室内を保てるようになります。
室内環境が整うことで冷暖房の使用率を下げられることから、お財布に優しい家になることはもちろん、環境に優しい省エネ住宅にすることができるのです。最近では、光熱費の高騰も含めた日常の出費が増加していることが家計に大きな影響を与えていることもあるので、その出費を抑えてくれる省エネ住宅は非常に魅力的だといえるでしょう。
リノベーションのデメリット
さまざまなメリットがあるリノベーションですが、一方でデメリットに感じられてしまう部分もあります。
住むまでに時間がかかる
中古住宅を購入してリノベーションを行う場合、住むまでに時間がかるというデメリットがあります。リノベーションは住宅探しから設計、主要部分の取り壊し、施工という流れで行われるため、実際に暮らせるようになるまでに数か月かかってしまうのです。
また設計に時間をかけたり工事の規模が大きくなったりすることで、さらに入居までの時間が必要になるので、今すぐに引っ越したいという方には向いていないでしょう。現在住んでいる家をリノベーションする場合は、工事期間中に仮住まいを長く借りる必要もあります。
費用が予想を上回ることもある
リノベーションは、新築に比べてコストを抑えられるというメリットがありますが、住宅の状態によっては予想以上の費用になってしまうこともあるので注意が必要です。たとえば、古く老朽化が進んでいる家の場合、新しい耐震基準をクリアするために耐震診断などを行わなければならないケースもあり、工事費以外の費用が発生してしまいます。
また表面的にはきれいでも、古い家は床下や排水管など見えない部分が傷んでいることも珍しくありません。その場合も思った以上に費用が掛かる可能性があるので、購入後に判明して後悔しないよう、事前に無料で住宅の診断をしてくれる業者に依頼するのもおすすめです。
ポイント
- リノベーションは費用を抑えられ自由度の高いデザインが可能
- 住宅の状態によっては高額になってしまう場合もあるので事前の調査がおすすめ
中古住宅やマンションをリノベーション!それぞれの特徴
リノベーションをする物件として「一戸建て」と「マンション」の大きく分けて2種類があります。ここでは、中古住宅とマンションのリノベーションそれぞれの特徴をご紹介するので、購入する物件の種類に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
中古住宅のリノベーション
一戸建てのリノベーションの特徴として、建物全体を自分好みの設計やデザインにできることが挙げられます。マンションのように共用部分がなく、法律をクリアしていれば大きな制限もないので、窓の位置や水回りなども含めた、ほぼすべての箇所をライフスタイルや家族構成などに合わせて変更できます。
また戸建ての場合は土地も併せて購入することになるので、将来的に資産価値が高いというのも特徴であり、メリットであるといえるでしょう。さらに、庭付きの戸建てを購入すれば駐車場も一緒に確保できるので、車を持っている方にとって大きなメリットとなります。
ただし、一戸建ては人気のエリアや利便性の高いエリアで探す場合、購入価格が高くなってしまうこともあるので注意が必要です。戸建てのリノベーションを考えている方は、予算なども含めて購入する住宅やエリアを事前に検討しておくことが大切です。
中古マンションのリノベーション
中古マンションは戸建てに比べて戸数が多く、購入費用を抑えられるため、リノベーションにかけられる費用が多いという特徴があります。マンション自体が利便性の高い場所に建てられていることも多いので、引っ越した後の暮らしやすさも魅力です。
ただし、マンションでリノベーションができるのは部屋の中のみとなり、マンションの規約内で施工しなければならないので、思ったようなデザインや設計ができない可能性もあります。また毎月の共益費や修繕費の積み立てなども考慮する必要があるので、予算の検討を慎重に行う必要があるでしょう。
ポイント
- 一戸建てのリノベーションは家全体が対象となるので自由度が高い
- マンションのリノベーションは規約内で行う必要がある
富士市でお得にリノベーションするには?
富士市でリノベーションをする場合、補助金や奨励金の制度を受けられる可能性があります。ここでは、富士市が提供しているリノベーションをお得にできる制度をご紹介します。
富士市多世代同居・近居支援奨励金
富士市多世代同居・近居支援奨励金は、多世代で新たに同居や近居をするための住宅取得、またはリフォーム工事に対する補助制度です。補助額の上限は30万円であり、対象要件は下記のようになっています。
対象者
奨励金受領後、多世代同居・近居の状態を10年以上継続することかつ、下記の1~3のいずれかに該当する方
1.小学生以下の子を養育する者とその親
2.65歳以上の者とその子
3.65歳以上の者とその孫
対象住宅
住宅であり、居住用部分の床面積が50㎡を超えていること
対象となる費用
・住宅の取得にかかる費用
・住宅の改修にかかる費用
この補助を受けるためには、住宅の取得にかかる契約または改修工事にかかる契約の締結前に申請を行う必要があります。また同居や近居の開始から30日以内または同居や近居を開始した日の属する年度の3月末、いずれか早い日までに実績報告を行うことも条件です。
富士市在宅テレワーク対応リフォーム支援補助金
富士市在宅テレワーク対応リフォーム支援補助金は、テレワーク導入に必要な環境整備のリフォームに対する補助金の制度です。補助額の上限は50万円で、対象要件は下記のようになっています。
対象者
・本人または同居の家族が自宅でテレワークを行うためにリフォーム工事を行う者
・週1日以上の頻度で継続的にテレワークを行う者
対象住宅
戸建住宅、共用住宅、共同住宅などの既存住宅
ただし、賃貸の場合は所有者の承諾を得ること
対象となる工事
・在宅テレワークに対応するための工事(必須)
※間仕切りの設置、造り付け家具設定、インターネットや設備の配線など
・在宅テレワークを円滑に行うための工事
※玄関手洗い場の設置、インターフォンの設置、固定式宅配ボックスの設置、花壇の設置など
この補助を受けるためには、工事の着工前に申請することが条件です。また、工事の完了から60日以内または申請年度の3月末日のいずれか早い日までに、実績報告を行わなければなりません。
富士地域材使用住宅取得費補助金(富士ヒノキの家)
富士地域材使用住宅取得費補助金(富士ヒノキの家)は、富士地域で生産される「富士地域剤」を使用した住宅に対する補助金の制度です。補助金額は1棟あたり30万円、申請の要件は下記のようになっています。
申請要件(以下の条件をすべて満たす場合に申請可能)
・自ら居住するために富士市内で木造住宅を取得すること(新築、増築、建売住宅のいずれか)
・木材総使用量のうち34%以上が富士市内または富士宮市内で生産された「富士地域材」であること
・使用する「富士地域材」は、全て「しずおか優良木材認証製品」であり、富士市内で製材業を営む者が製材したものであること
・富士市内に事業所を有する建築士、大工、工務店などによって建築されたものであること
・住居部分の延べ床面積が、80平方メートル以上であること(増築の場合は、増築部分が80平方メートル以上であること)
・市税を完納していること
ポイント
- 補助制度を活用してお得にリノベーションをしよう
- 詳細な条件や対象は市の公式サイトをチェック
リノベーション業者を選ぶ際のポイント
リノベーションを成功させるためには、リノベーション業者選びを慎重に行う必要があります。ここでは、富士市でリノベーション業者を選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
リノベーションに特化している
リノベーションは、建てられた時期や建てた会社ごとに異なる性能や構造の住宅に対応する必要があることから、リノベーションに特化しており、実績が豊富な業者に依頼するのがおすすめです。とくに古い住宅の場合は、事前にインスペクション(既存住宅現状調査)を実施し、家の状態を把握することも重要なので、その技術も求められます。
また経験が豊富なだけでなく、リノベーションや住宅取得などに必要な資格を持つスタッフが在籍している業者であればより安心です。ぜひリノベーションに詳しくさまざまな対応ができる、リノベーション特価の業者に依頼しましょう。
耐震性・断熱性も重要
リノベーションでは見た目のきれいさだけでなく、耐震性能や断熱性能などの住宅性能を向上させることも重要です。万が一の大きな地震に備えて耐震性能を向上させておけば、安心感も手に入れることができます。リノベーションをした住宅で家族が長く健康で快適に暮らすためにも、性能にこだわって施工しているリノベーション業者を選びましょう。
断熱性能を向上させておくことで、冷暖房の使用率を抑え、光熱費を軽減させることも可能です。リノベーションをした住宅で家族が長く健康で快適に暮らすためにも、性能にこだわって施工しているリノベーション業者を選びましょう。
施工事例をチェック
自分たちの希望を形にしてくれる業者であるかどうかは、施工事例をチェックすることである程度把握できます。これまでに、どのようなリノベーションを行ってきたのかをホームページなどを見てチェックし、安心して任せられる業者を見つけましょう。
また、実際の対応や工事の様子などは経験した方でないと分からない部分でもあるので、施工事例と一緒に、業者に依頼した方の口コミなどもチェックしておくとより安心です。
ポイント
- リノベーションに特化した業者がおすすめ
- 性能にこだわって施工している業者を選ぼう
富士市でリノベーションをして、理想の住まいを手に入れよう
これから富士市で住宅購入を検討しているのなら、ライフスタイルや家族の希望に合わせたリノベーションを行うのがおすすめです。富士市にはたくさんのリノベーション業者がありますが、まずは実績や事例を確認し、希望を叶えてくれるような業者を見つけてください。そして、家族が安心して健康に暮らせる家を手に入れましょう。